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2023.09.14

面接を試験と捉えると失敗する!?

転職活動が不安という声はよく聞きます。果たしてうまくいくのだろうか… 転職先が見つからなかったらどうしよう… 未知の領域だからこそ想像のつかない不安はありますよね。

そしてその中でも特にご相談いただくのか「面接」におけるお悩み。
先日もこんなご質問をいただきました。

「面接でがとにかく苦手で何を話せば良いのかわかりません。採用企業は一体どんなポイントを見ているのか教えていただきたいです。」

面接は試験ではなく営業の場である

まずは…皆さんそもそも面接ってどういう場所、時間だと思いますか?「合否」があるので受験のような試験の場だと考えてしまう人が多いんですよね。それ、大きな間違いです!

面接は自分という商品をプレゼンする「営業の場」

人が辞めてしまったから、仕事が増えてきたから、新しいことを始めるから、などなど、それぞれ募集の背景は異なるものの、採用企業としては戦力強化の為に人を採用します。つまり採用企業は「戦力」という商品を買いたいと考えているお客様なんです。そのお客様を目の前にして、どう商品(自分の経験・スキル)を提案するか。これが面接です。

自分が何を伝えたいかではなく相手は何を知りたいか

では、たとえば家電量販店でのお買い物のシーンを想像してみてください。

売れる販売員は必ずと言っていいほど「顧客ニーズを的確に捉える」「ニーズに対して的確なプレゼンをする」この2つの力に長けています。とてもシンプルです。

テレビを買うにしても求めるものは人それぞれ異なりますよね。画面の大きさにこだわりたいのか、画質重視なのか、機能重視なのか、コスパを最優先で考えたいのか。そしてその求めるものによって最適なテレビも変わってくるはず。売れる販売員はこのポイントをしっかりと抑えて、その希望をどう叶えられるのかをイメージが沸くようにプレゼンをします。そんなプレゼンはすっと言葉が入ってきてつい惹き込まれる…なんて経験をした方もいるのではないでしょうか。

逆に売れない販売員というのは顧客ニーズを無視して、誰に対しても同じようにダラダラと商品説明をしがちです。

最低限の機能さえあれば、あとはできるだけコストを抑えたいという希望のお客さんに対して、そのテレビの最新機能がいかに素晴らしいかを説いたとしても聴く側は全く言葉が入ってこない。

要は、自分目線で言いたいことを言うのではなく、相手目線で知りたいことを伝えるというのが商品を購入いただける可能性を高めるわけです。

この考えを前提にした時に、面接での貴方はどうでしょう?ちゃんと採用企業のニーズを把握できているでしょうか?そしてそこに対して的確に自分をプレゼンできているでしょうか?ここをしっかりと意識して準備ができれば面接での合格率は圧倒的に高まります。

定着しそう?活躍してくれそう?

ここまでの話を踏まえて、改めて今回の質問にもう一度戻ります。企業側が知りたいことはシンプルに「定着してくれそうか」という点と「活躍してくれそうか」です。

定着性については転職理由と志望理由の整合性が大きなポイントです。

「転職を考えた理由はうちの会社だったら解決できるか」
「うちに興味を持ってくれている理由はうちで本当に提供できるのか」

この2つがずれていると、転職しても長続きしないだろうな…という判断になります。しかしながら、ここは偽ってもミスマッチを引き起こすだけで、お互いに不幸な結果しか生み出しません。面接の場になって初めて志望理由を考えるのではなく、応募前までの段階でしっかりと自分の声と向き合って本音を整理すること、その本音を満たせる企業に応募すること、が重要です。そこがしっかりとしていれば、そのまま志望理由を伝えれば良いだけです。

「活躍可能性」についてはこれまでの職務経歴の説明の中から判断をします。まずは採用企業が求めている経験やスキルは何なのか、どんな社風(性格)なのかをしっかりとリサーチ&想像をすること。そしてその求めている経験・スキルを満たし、風土も合っているとイメージできる職務内容やエピソードを説明すること。これに尽きます。この場合のポイントは長くダラダラとしすぎないこと。伝えきれていないんじゃないか…と不安になって一方的に喋りすぎてしまう人もよくいますが、興味があれば相手が勝手に追加質問してくるので安心してください。

面接は営業の場であり、営業とはコミュニケーションです。
セールスになった気持ちで商品知識(自己分析)を充実させて、相手のニーズに合わせて商品を提案すること。ぜひこの考えで面接に挑んでみてください

もし面接が不安だという方は、弊社では面接準備のアドバイスや模擬面接などもサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください!

文・吉田直哉

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