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2024.03.25

転職活動は何社くらい応募すればいいのでしょうか?

私はこれまで累計4,500名の方々の転職相談に乗ってきました。
その中でもよく聞かれる質問、トップ5に入るのがまさに本日のタイトルです。
今日はこのテーマについてお伝えしていきます!

前提として、明確に○社受けるのが良いという正解はありません。

皆さんはこれまでの転職活動で一度に何社ほど応募しているでしょうか?
中には、転職相談でお会いする時点で既に10社以上受けているもののなかなか良い結果に繋がらないんです、といったご相談を受けることもあります。
とにかく数で勝負という転職活動は、個人的にはあまりお勧めしていません。
その理由は主に下記2つです。

1.企業研究が疎かになってしまう可能性が高い

特に現職と異なる業界への転職を検討中の方は尚更です。
同業界であれば応募企業の業界での立ち位置や競合他社、その企業の優位性などは大まかにでも把握されているケースが多いと思います。
一方、他業界となるとどうでしょうか?
まずはその業界への理解を深めるための業界研究、その上で何故競合他社ではなくその企業である必要があるのか?まで自分の言葉で語れるよう、面接に向けて準備をする必要があります。
また、複数社応募かつ業界もバラバラの場合には、当然ですがその分上記の準備が発生します。
そう考えた時に、果たしてこれまで経験のない業界についてそれだけ調べることができるのか?特に現職中の場合には準備の時間を捻出できるのか?など、よく考えてみることが大切です。

2.選考スピードを含め、日程調整が難航する

無事に書類が通過し、いざ面接となった際に発生するのが面接の日程調整です。
一般的に面接は平日、10:00-19:00あたりの営業時間に実施されることが多く、土日休みの場合は面接のために半休を取得するなど、限られた時間内で調整するケースが多いです。
複数社応募している場合、現実的にその数の面接に臨むことができるのかを事前にイメージしておきましょう。
また、企業は多くの候補者の方々との面接を実施しているため、例えば3/25(月)の午前10時スタート、などピンポイントの日程を候補にあげたところでそこで調整ができるとは限りません。
あまりにもピンポイントな日程かつなかなか日程の調整がつかないとなると、自社への志望意欲が低いのではないか?日程調整の時点でビジネスパーソンとしてどうなのだろう?とネガティブな印象を与えかねません。
そして例えば5社応募中でそのうちの1社、A社から内定が出たとします。
B社、C社、D社はそれぞれ1次〜3次面接中。
最も志望度の高いB社はまだ1次面接の日程調整中、なおかつ面接は3回となれば、A社の内定承諾の回答期限に間に合わず、A社の内定を辞退してその後結果がどうなるか分からないまま他社の選考に賭けることとなります。
企業によって選考フローが1〜2週間の企業もあれば1ヶ月程度の場合もあり、必ずしも思った通りに面接が進むとは限りません。
その点もふまえ、受ける企業の数が現実的なのかを考えてみましょう。

キャリアの棚卸しをして、なりたい姿をイメージして進めることが大事

転職活動において数勝負で臨んでいる方の中には、お話しを伺うととにかく現職を辞めたい、早く次の会社に移りたいという気持ちで焦って進めている方を多く見てきました。
その思いから可能な限りチャンスを広げたいと多数の求人に応募している気持ちも分かりますが、何故今辞めたいと考えているのか、今後はどのようなことにチャレンジしていきたいのか、そのためにはどのような経験を積む必要があるのかなど、きちんと内省化した上で転職しないと次の環境でもこんなはずではなかったのに、と後悔してしまう可能性もあるでしょう。
応募の前に、転職の理由と目的、今後のキャリアについてしっかり自分と向き合うことが大切です。
自分一人ではなかなか整理ができないという場合には、経験豊富なALL IS NEWのコンサルタントへ是非お気軽にご相談くださいね。
後悔のない転職活動になるよう、応援しています!

文・鶴戸茉利

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