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2024.02.02

誇れるような実績がありません。それでも転職できる?

なんとなく他社を見てみたいな、転職しようかな、そう頭をよぎった時に「でも表彰経験もないし、特別誇れるような実績はないんです」とご相談いただくことがあります。
このご相談に対して、いくつかパートを分けて解説していきたいと思います。

そもそも転職を考えたきっかけは?

現職に残るのか、それとも転職をするのか。まず、なぜ転職を考えたのでしょうか?
転職検討理由が【現職に残ってその課題が解決できるのか】あるいは【転職で解決できる問題であるのか】を見極めることが重要です。
特に20代であれば未経験で他業界や他職種含めた転職を検討される方も多いので、まずは他職種へのチャレンジを見据えた転職についての解説です。

例えば、現在法人営業職で将来はマーケティングにチャレンジしたいという目標があり転職を検討している方がいたとします。
社内に公募制度がある企業であれば、法人営業でしっかり実績を出し公募のタイミングでエントリーしてみる、これが何よりの近道でしょう。
他にも査定面談や上司との1on1でマーケティングを目指していること、そのために現在必要となりそうなスキルを磨いていることまでセットでアピールしてまずは周囲に宣言しそのチャンスが回ってくることを待つ。これも一つです。

一方、社内にそもそもキャリアチェンジのチャンスがなく、どうしてもその職種にチャレンジしたいと転職を検討する方もいらっしゃると思います。
その場合未経験での応募となるため、前提として非常に希少な未経験OK求人は倍率が高く、非常に狭き門なのが現実です。

目標のポジションを手に入れている人は皆リスクを覚悟し決断をしている

上記の方がマーケティングへのキャリアを目指すとしたら、どんな可能性があるでしょうか。

①未経験でも応募可能なポテンシャル求人が出たタイミングでトライする
②アルバイトや派遣社員でアシスタントからキャリアをスタートさせる
③キャリアチェンジの可能性が開けている企業へ転職し、経験のある営業職からスタートしマーケティングを目指す

①はタイミングに賭けることとなるため、長期戦となる可能性が高いです。

②は雇用形態を変えてでもまずは目標である職種に携わるという選択です。この場合、未経験でのスタートや雇用形態によって年収が下がることはほぼ確実であり、業績や仕事ぶりによってはポジションがなくなってしまうという可能性もあります。そのようなリスクはありますが実際にアシスタントからスタッフへと登用されたケースもあるため、職種への熱意と相当な覚悟がある場合には1つの方法です。

③は既に経験のある営業のスキルを武器に転職し、その会社で希望する職種を目指すという選択です。例えば現職と比較して規模が小さく社内ライバルが少ない環境、毎年社内公募があるようなキャリアチェンジの機会が開かれた企業など、同じ営業職スタートでもより目指すポジションに近づける環境で可能性を狙っていくという方法です。

いずれにしても現職での可能性と転職による可能性を天秤にかけて、自分で覚悟を持って頑張る環境と方法を選択しないことには決して目標のポジションを手に入れることはできません。
目先のことだけでなく、3年後、5年後と長期的な視点を持って決断をすることが大切です。

ここからが本題。では、誇れるような実績がない場合でも転職は出来るの?

結論からお伝えするとYes、です。ただしご応募の時点でその分カバー出来る材料をしっかり揃えることが何より重要です。
職務経歴書の段階で、数字以外にアピールできるポイントを記載しましょう。例として下記のような内容です。

・クライアントとの信頼関係構築が出来ていたことから他社をご紹介いただき新規契約に繋げた
・アカウント開設後の丁寧なフォローに対しクライアントよりお褒めの声を頂戴することが多く、アップセル率が全社平均に対し個人実績+3%

このように、営業数字が未達の場合でも他に得意とすることやアピール出来る内容を盛り込むことで数字以外の強みを伝えることが出来ます。
職務経歴書を作成する時点で上記のようなポイントを整理することは、そのまま面接準備にも直結します。
数字でのアピールポイントが少ない場合には、面接で下記を伝えられるように準備することも大事です。

・なぜ御社なのか?(同業他社ではなくその会社である理由まで含める)
・企業が求めるターゲット像を事前に確認し、類似する経験と具体的なエピソードを準備

数字での実績で語ることが難しい場合、その分他者との差別化として志望意欲や熱量を伝えられるといいでしょう。特に競合他社と比較して特にこの点に魅力を感じているなど、業界や企業研究をして初めて言える内容であればあるほど、その志望度の高さは伝わります。

また、求人票の時点でどのような人物や思考性の方にフィットするかを明記している企業も多いもの。
事前に必ず確認し、類似する経験を挙げられるだけ挙げてみましょう。
その中でも応募している企業や職種でも汎用性のある内容を選択し、アピール材料として話せる準備をしておくと安心です。

このように、誇れるような実績がない場合にも事前の準備や対策によってカバー出来る点は多々あります。
自分一人では不安、準備しきれないという方はプロのコンサルタントの手を借り、客観的に強みを捉え準備するのも一つの選択肢です。
ALL IS NEWはキャリア支援のプロフェッショナルが揃っていますので、是非お気軽にご相談くださいね。

文・鶴戸茉利

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