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2024.02.09

将来起業したい!どんな経験を積めば良い?

こんにちは。代表の吉田です。私は2018年に個人事業として独立をして、2021年に起業をしました。個人事業で独立をしたのが35歳、起業をしたのが39歳の時です。そういう経験があるからか、私が担当するご相談者からは、将来的に起業するためにはどうすれば良いかというキャリア相談を受けることも多くあります。今日は将来起業したい、もしくは起業も選択肢の一つとして考えたい、そんな貴方に向けてまとめてみたいと思います!

起業は難しい?

まず最初にお伝えしておきたいことがあります。それは「起業は特別なスキルがないとできない」という思い込みが、多くの方の可能性を摘んでしまっているなということ。はっきり言って全くそんなことはありません。少し大袈裟に言うと起業は誰でもできます。

いやいやそんなわけないだろと思うかもしれません。なんなら私自身ずっとそう思ってました。起業するにはお金がかかるだろうし、かなりの貯金がないと難しいだろうなと。だから「いつか起業できたらいいな」というかなりぼんやりとした夢として位置付けられてしまうんですよね。

会社を設立するにあたって必要なことの一つが資本金。昔は最低1,000万の資本金が必要と定められていました。おそらくこのイメージから多くのお金が必要とされると刷り込まれてしまっているんでしょうね。ところがこの最低資本金制度が2006年に撤廃されて、今となっては実は資本金1円でも法人登記が可能になっているんです。(実際には1円での登記はその後のデメリットもあるので慎重な判断が必要ですが、全産業で最も多い資本金は300〜500万だそうです。)
資本金以外に必要な事務経費も20〜30万あれば充分。創業融資などの活用も上手にできれば以前に比べて圧倒的に起業しやすくなっているのが現状です。

ポイントは「何の事業で起業するか」

ここまでの話はあくまでも「起業するまで」の話なので少しミスリード気味なお伝えの仕方になってしまいましたが、まずは前提条件がそうなっているということを覚えておいてください。

で、肝心なのはここからです。起業そのものではなく起業して食べていけるかどうかが一番考えなければいけないポイントです。これまで多くの起業相談に乗ってきましたが、分類すると大きく2つのタイプにわかれるなと感じています。

①自分のやってきたことで起業を目指したい。

②何をやるかは決めていないけど将来は起業してみたい。

いまこの記事を読んでいただいている方はどちらのタイプですか?実際にはご相談のほとんどが②のタイプ。ちなみに私は②から①に変化していったタイプで、30歳ぐらいまでは②、それ以降は①という感じで起業に至りました。

あくまでも個人的な意見を言わせてもらえば、②のまま本当に起業した例はほとんど見たことがありません。実例があることはあるんでしょうが、やはり起業後にしっかりと収入を得ていくためには自分自身の強みで勝負した方が確率は圧倒的に高まります。さっきお伝えした通り起業自体のハードルは低い反面、継続することは非常に難しい。だからこそ、「何の事業で起業するのか」に関してはしっかりと吟味する必要がありますし、ここは早いタイミングから意識していくことが重要です。

起業向けて今すぐできること

では、どうやってその強みを見つけていくかという話ですが、まずは自分の得意なことは何なのかを整理してみてください。ここで言う「得意なこと」というのは自分の中で得意なことではなく、世の中にいる多くの他者と比較した時に相対的に得意なことは何か、という視点が必要です。
例えば「どちらかと言えば人と接する方が得意」だとしても「世の中的に人と接することが得意」と言えるレベルにあるのかどうかの見極めが大事です。当たり前の話ですが、ビジネスを始めるとなった場合に、お客さんは自分じゃなく世の中の人々です。想定的に比較して得意なことを選ばないと、早い段階で行き詰まってしまうことが想定されます。

まずは得意なことを整理し、徹底的にそこを磨くことを意識して今の仕事と向き合う、もしくは現職で磨くことが難しければ転職も一つの視野に入れて動いていく。今一度しっかりと向き合ってみてください。

そして勝負する領域を考えるにあたってもう一つ考えるべきポイントは、どの事業領域を選ぶかということです。
前述の話は「職種」の話ですが、ここで言う事業領域は「業種」を何にするかという話です。

ここに関してはその時の状況やその方自身によって変わるので一概にこれ!ということは言えませんが、検討する上でのヒントとしては

・今後もニーズが続きそうな領域か
・初期投資はどのぐらい必要か
・1人からでも始められそうか
・顧客を獲得できそうか
・高い熱量で向き合えそうか

これらの要素をMIXして検討されると良いかと。

尚、私自身の経験でお伝えすると、今弊社の顧客としてお付き合いさせていただいている企業の多くは、20代〜30代の起業前に出会った方です。いまの人間関係が将来の起業にも大きく影響するということも、ぜひこの機会に強く意識していってみてください。その時の出会いがなければ、おそらく私は起業できていなかっただろうな…とさえ思っています。

ちなみに私の起業に至るまでのストーリーはこちらにまとめています。ぜひこちらもセットで読んでみてください!

さて、今回は起業をテーマにお伝えさせていただきました。もちろん起業には向き不向きもあると思います。ですが、起業も選択肢の一つに入れられることで人生を大きく変えられるかもしれません。しかし、起業を難しく捉えてしまう一番のハードルは自分自身の凝り固まった考えや価値観だったりします。

他にも起業に向けてお伝えしたいポイントはたくさんあるので、もしもっと話を聞いてみたいなという方はお気軽にコンタクトください。

それではまたお会いしましょう!

文・吉田直哉

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