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2024.02.22

初めての転職活動で不安。一体何から準備すれば良い?

とあるデータによれば、日本では年間300万人が転職していると言われています。
転職は悪、のような考え方はもはや過去の話になりつつある今、キャリアアップの為、またヘッドハンターからのヘッドハンティングなどで複数回転職を経験している方も増えている現代。
「同僚や友人が転職したので、私も転職を検討してみようと思いました」と初めての転職のご相談を受けることも多いので、今日はどのような準備からスタートすれば良いのか、そのヒントをお伝えします!

まずは自分のキャリアを客観視するところからはじめよう

キャリアの客観視、それは見える形でこれまで自分がどんな会社で、どんな職務を、何を目標にどう頑張ってきたのか、その棚卸しをすることです。
その棚卸しに有効なのが職務経歴書です。
職務経歴書とは一般的にこれまでの業務経験と活かせるスキルをまとめたもののことで、応募する企業に合わせてアピールポイントの内容を変えたりと、履歴書に比べ比較的自由度が高くご自身をアピールできるものです。
日頃、当たり前すぎて振り返る機会の少ない業務内容やそこで得たスキルなどを洗い出してみましょう。

自己分析が大事と聞いたけど、その前に職務経歴書を作成するの?

このように思う方も多いと思いますが、まさに職務経歴書を作成すること自体が自己分析に繋がってくるのです。
というのも、職務経歴書というのはあなた自身についても、現在の在籍企業についても何も知らない赤の他人(企業)へ提出する資料になるのです。
そうなれば必然的に自分がこれまでどこで何をどの程度経験し、どのようなスキルを身に付けてどんな強みやアピールしたいポイントがあるのかを記載する必要があります。
私はコンサルタントとしてこれまで数千人以上の職務経歴書を添削してきましたが、その中でも特に添削することが多いのが業務内容です。
下記で具体的な業務内容や実績の記載ポイントをお伝えします。

業務内容と実績を振り返ってみよう

例1.
【業務内容】
法人向け営業職
営業先:都内青果店

特に初めての転職の場合、自社経験のみで比較対象がないため、営業職、と記載して終わりのケースも多いです。
しかし自らを全く知らない他者に対してこれまでの経験を伝えるためには、下記のようにより具体的に棚卸しをすることが大事です。

例2.
【業務内容】
法人向け営業職
営業先:青果店
担当エリア:東北3県(宮城、福島、岩手)、関東全域
担当クライアント:約20社(社内平均15社)
営業手法:新規開拓、反響(新規8割)

どうでしょうか?
例1.と比較すると、あなたが具体的にどのようなことに取り組んできたのか、同じ営業職でもより仕事ぶりが想像しやすくなっています。
また、自己分析にはこれまでの実績を振り返り、自分はどんな点で評価を受けることが多いのか、何が得意なのかを整理することも有効です。

【実績】
・2022年度個人予算5,000万円に対して実績5,500万円 達成率110%
・2023年度新規開拓目標件数5件に対して実績10件 達成率200%
・2023年度既存クライアントの取引額を2倍に増やし、社内達成率1位で表彰を受ける

上記は非常に優秀な営業パーソンですね笑
実際にそこまでの数字実績がない場合も、他にどのような強みがありそうか、下記のようなことも振り返ってみると良いでしょう。

・クライアントとの関係性構築が評価された
・新規開拓は苦手だが、既存担当に異動後は安定感のある対応が評価されチームメンバーの育成に携わっている
・ほか営業メンバーのサポートとして成功事例を社内で共有するフォーマットを作成し、社内のスタンダートとして活用されている

数字で表せる実績だけが強みではありません。
自分のことは自分が一番理解していると思いがちですが、あなたの強みは客観視することで見えてくることも多いもの。
特に、自分では苦に感じず当たり前にやっているけれど、同僚からは「どうやってやっているの?」と聞かれたり「上手だからお願いね」と上司から依頼されることなどに強みを見つけるヒントがあります。

まとめ

初めての転職活動では職務経歴書を準備することが自己分析に繋がり、実際に応募企業が決まった時にもスピーディーに行動に移すことが出来ます。
職務経歴書でこれまでのキャリアを振り返ると、現職でこの実績を出した背景には高校の部活のあの大会で学んだことが今まで活きていたんだ!などと気づきに繋がることも多いもの。
まずはこれまでの自分のキャリアを、職務経歴書を作成しながら棚卸ししてみること。
この一歩から進めてみてはいかがでしょうか。

実際に作成し始めてみたもののアピールの方法に悩んでいる、そもそも転職するかも悩んでいる、そんな方は是非お気軽にご相談くださいね。

文・鶴戸茉利

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