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2024.01.26

やはり最低でも1社で3年は勤めた方が良い?

今回のお題を担当させていただく、ALL IS NEWシニアコンサルタントの立花です。
人事経験があるコンサルタントとして、入社がゴールではなくその後の活躍を大事に転職支援をさせていただいております。

早速ですが、転職を考えた時に、みなさんの頭をよぎる3年は勤めた方が良い?という今回のお題。
昨今は一社で勤め上げるという時代ではなくなってきましたが、だからといって気軽に転職した方がいいというわけではないです。
なので、回答としては「はい。明確な理由がなければ、勤めた方がいい。」になります。
実は、7回転職をしてきている私が言うのは説得力がないですが・・・いや、むしろある?!

3年ってどういう期間なのだろう?

改めて3年という期間の意味を考えてみました。

①新しい環境への適応期間
中学や高校の時も、一年生と三年生では学校への理解度も友達の輪も役割も違うのではないでしょうか。置かれている環境を様々な角度から理解をすることで、当初の印象と変わることもあります。隣の部署、上司や先輩、同期、後輩、関係先の方などコミュニケーションをとってみてください。また、出来ることが増えることで見える景色も変わってくるでしょう。必ずしも3年ということではなく3年以内に新しい環境に適応し、広い視野で判断ができる状態になることが大切かと思います。

②社員で働くことの意味、期待される期間
働き方の多様化が進む中で、社員で働くということはお互いにとってどういう意味を持つのか。働いてほしい期間については企業側のスタンスも様々です。評価制度を作成する時も、「働いてほしい期間」というのは大事なポイントになりますが、それはまた別の機会にお伝えするとして、1年や2年で辞めてほしいという企業は少ないのではないでしょうか。短期間で離職を繰り返す人に対して、社員として迎えるリスクを感じることは間違いないです。(耳が痛い)

③出来ることを明確にする期間
ある程度の期間同じ職場で働くことで、特定のスキルや業務において深い知識を獲得しやすくなります。業界や職種はもちろん、企業の成長スピードや本人の意欲によって期間は前後しますが、独り立ちして成果を出せる、また、自信を持ってこれは出来ると言えるようになることが重要です。日本人の特性として自分を評価することが苦手な人が多いですが、結果がわかりづらい職種の方は、新しく入ってきた人へ説明ができるようになることを出来るという尺度としてもらってもいいかもしれません。

転職しようかな?と考え始める時に気をつけること

上記の期間を経て、具体的に目標ができて今の会社でそれが叶えられない場合は転職を検討してみてはいかがでしょうか。
・新しくやりたいことができたが、◯年以内に今の会社ではできない
・◯歳までに◯円稼ぎたい、またはマネジメント職に就きたいが今の会社の評価制度では難しい
etc
目標に対して、具体的な期間や金額などをイメージすると、そのために情報収集する内容がはっきりとして前に進みやすくなります。

とはいえ、転職を考えるきっかけは、ポジティブなものばかりではないと思います。その時は、冷静になってネガティブな要素も深掘りしてみてください。他責はダメだという風潮はありますが、合わない環境というものは誰しもにあります、信頼できる人に吐き出してみてもいいかもしれません。その上でどういう環境があわないのか、裏を返すとどういう環境がいいのかをきちんと言語化していきましょう。
仕事内容はもちろんですが、社風も企業選びの大事な側面になります。志望理由や面接での質問は、どこかのサイトやSNSで探してくるのではなく、自分自身が求めるものの先に自然と出てくる状態になると入社後のミスマッチも軽減されるのではないかと思います。

新卒の就職活動時と違って、転職活動の書類選考や面接は年々、また回数を重ねるごとに、企業からの目線も厳しくなります。経験から学ぶことができる人なのかは大事なポイントですよね。年齢やライフイベントに寄って価値観や優先順位が変わることもあります。この過程を伝えられるように整理しておくことをオススメします。

最後に・・・

この3年という特定の期間が正しいかどうかは一概に言えません。びっくりブラック企業に入社をしてしまった、とか、強烈なお局さんがいて精神的に辛くなってしまった、とか、私のように入社して1年で倒産して3年どころじゃなかった・・・など、想定外のこともあるかもしれません。個々の状況を考慮して判断することが重要であり、正解は一つではありません。


何となく周りと比較して焦って飛び出すのではなく、キャリアに悩んだ時は、自分自身を振り返る絶好の機会です、しっかりと向き合って一度しかない人生を楽しんでいきましょう。
キャリアに悩んだ時は、転職ありきではなく、まずはお気軽にご相談ください。経験豊富なALL IS NEWのコンサルタントがお待ちしております!

文 立花倫子

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