これで面接通過率UP!「伝わる」伝え方のコツ
無事書類選考が通過し、いよいよこれから面接!…となったものの、どうやって準備をしたら良いのかわからない。そんな方も多いのではないでしょうか?
弊社は「伴走型エージェント」として、求人紹介だけではなく書類作成のアドバイス含め転職活動成功に向けて何度でもご納得の行く活動ができるまでお付き合いをさせていただいております。
そしてもちろん面接のアドバイスもしっかりとサポートします。
必要に応じて模擬面接なども実施しながら面接通過に向けてのアドバイスを差し上げておりますが、今日はそんな面接の中で最もつまずきやすいポイントについてまとめてみたいと思います。
「伝える」ではなく「伝わる」
面接ではこれまでやってきたことを漏れなく伝えたい。ちゃんと伝えきれるか不安。こんな気持ちからついつい全てを伝えきろうとするあまり話が長くなってしまうケースは非常に多く見受けられます。そして真面目に面接準備をした方であればあるほど、そのようなドツボにハマってしまうことが多いものです。
面接は暗記してきたことを伝える「試験」ではなく、貴方のこれまでの経験や持ち味を伝える「コミュニケーションの場」です。コミュニケーションとは会話のキャッチボールであり、キャッチボールの基本は相手が取りやすい場所に取りやすい速度とリズムでボールを投げること。つまり、相手にとって受け取りやすい伝え方が大事になってきます。
ところが実際には、伝えることばかりに意識がいき、相手が取りづらい場所にボールを投げてしまったり(質問と回答がずれる、抽象的で具体的なイメージが湧かない、専門用語を多用しわかりづらいなど)、至近距離から豪速球を投げ込もうとしてしまったり(一方的に自分の話ばかり、話が長い、そのポジションの採用に関連性のない話をアピールなど)、コミュニケーションが成立しないまま終わってしまう方は少なくありません。そうなると貴方の良さが相手に伝わらず、面接もお見送りの結果となってしまうことでしょう。
まず大前提として認識してもらいたい点は、相手に「伝わる」ことを意識したコミュニケーションです。難しい言葉を使う必要もありません。格好よく伝える必要もありません。ただただ、相手にとって伝わりやすい表現で説明をしていくことが大事なんです。
伝わりやすい話し方の基本「STAR」とは
ところで、STAR面接という言葉を聞いたことはありますか?これは採用面接において採用側が用いるフレームワークの一つです。「SITUATION(状況)」「TASK(課題)」「ACTION(行動)」「RESULT(結果)」のそれぞれの頭文字を取ったもので、単に実績やスキルを問うものではなく、考え方や具体的な行動などを総合的に問うために用いられています。
逆に言えば、このフレームに沿って自分のこれまでの経験を整理しておけば相手にとって「伝わりやすい」伝え方ができるんです。
では具体的に見ていきましょう。
・SITUATION
まずはどんな環境や背景の中で仕事をしてきたのか。組織の規模(人数、役割など)、顧客属性(どんな顧客が多いのか)、市場(その業界はどんな状況にあるのか)、位置付け(会社や組織、自身の立ち位置)など、わかりやすく貴方が置かれている状況を整理しましょう。
・TASK
次にどんな課題があったのか。ここのポイントは「自分自身が見出した課題」についてです。なぜそこが課題だと感じたのか、そこを課題と設定したのか、その理由もセットで答えられるようにしましょう。「会社で設定されていたから」という理由では、仕事に対して受け身で主体性に欠ける印象を持たれてしまいます。そこを課題と捉えた理由にこそ、貴方ならではのストーリーが存在します。面接官が知りたいのはそのオリジナリティです。
・ACTION
では、それらのSITUATION・TASKに対して具体的にどんな行動を取ったのか。採用側が一番知りたいポイントはこの具体的な行動です。そしてよく面接NG理由として多いのが「話が抽象的だった」というもの。意外と具体的に話せる人は少ないんです。
例を挙げるとすると…
「チーム一眼となって取り組めるよう働きかけを行いました」
この粒度での回答に終始してしまう方が結構多い印象です。これは採用側からするとかなり抽象的。
「チームの意識を統一させるために、各メンバーと毎週30分の面談を実施。そこで現状の悩みや課題を吸い上げ全員で解決策について話し合う場も月に1度設けてきました」
ここまで来るとようやく具体的になってきますよね。最低でもこのぐらいのレベルまでは具体的に落とし込めるようにしましょう。
・RESULT
そうしたACTIONの末、どういう結果につながったのか。もちろんそこに至るまでのプロセスもとても大事です。ただ、それが結果に結びついていなければただの自己満足で終わってしまいます。課題解決に繋げられたのかどうかをしっかりと振り返られているのか、目的達成のために頭に汗をかけるのか、このあたりが知りたいポイントです。さらにはその結果をもとに改めて現在取り組んでいることはどんなことなのかまで具体的に話せる準備ができると完璧です。
今回はSTARのフレームワークに沿って面接準備の仕方をまとめてみました。いかがでしたでしょうか?充分お話しできる準備はできていますでしょうか?
ぜひ改めて整理してみてください。
そしてACTIONの項目で触れていますが、「具体的に話す」はどの項目においても共通する重要なポイントです。
応募者「これまで常に目標達成してきました!」
面接官「…素晴らしいですね。なぜ達成できたのですか?」
応募者「お客様の立場に立って提案することを意識してきたからです!」
面接官「…お客様の立場に立っての提案とは、例えば具体的にはどんな?」
応募者「商品を売り込むのではなく、お客さんのお困りごとは何かを意識した提案です!」
面接官「…」
これは面接NG例の一部です。最後まで抽象的で質問の答えになってないですよね?これでは会話のキャッチボールが成立していません。こんな答えになってしまっていないか、ぜひ今一度振り返ってみてください。
それでも尚、面接準備に不安を感じられる方はお気軽に弊社までご相談ください!また公式Instagramでも転職活動やキャリアに関する情報を発信しています。ぜひそちらもチェックしてみてください!
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執筆者/吉田 直哉
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