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2024.06.06

退職交渉中、現職から強い引き留めがありました。どうしたら良いですか?

転職活動で無事に内定が出て一安心!いよいよ現職への退職交渉。
転職で必ず通る道、それは退職交渉です。

特に初めての転職の場合、慣れない転職活動に続き、退職交渉は精神的にもタフですよね。
そんな退職交渉では、ほぼ必ずと言っていいほど引き留めがあると心得ておくだけで臨み方が変わってくるはずです。
退職を申し出られた現職側の視点に立って考えると理解しやすいでしょう。
退職に伴い後任の人事を考えなければならない、外部から新たに採用するとなると時間もお金も掛かる、なかには部下が退職となれば自身の評価が下がることを懸念しているというケースもあるかもしれません。
本当にあなたのキャリアを思っての退職引き留めなのか、冷静に判断することが大事です。

年収アップを提示されるケースも

退職交渉中のご相談で過去あったケースをご紹介します。
「内定先の提示年収を聞かれ、同等の年収にアップするという現職からの提案があり、現職に残るか悩んでいます。」

転職理由が年収のみだった場合、現職からの提案をその場で受け、現職に残るという選択をされる方も中にはいらっしゃいます。
しかし、その判断も一度冷静になって考える必要があるでしょう。
これまで現職できちんと評価されていれば、退職を申し出る前から年収は上がっていたはずです。
一時的に年収が上がったとしても、現職の年収テーブルや評価制度が変わらない限り、今後の上がり幅は予想できるでしょう。
また、一度退職を考えた社員として社内では見られてしまう覚悟も必要です。
またいつか転職を考えるのではないかという点から、社内での昇進などに影響する可能性もあります。
いっときの感情で決断することは危険です。
この辺りも考慮した上で、現職に残るのか、転職をするのかを決断しましょう。

転職を考えた理由に立ち返ろう

退職交渉中に強い引き留めがあると、次第に交渉自体に疲れてしまい、このまま現職に残ろうかな、とネガティブな理由で考え始めてしまう方も少なくありません。
ですが、本当にそれは後悔のない選択ですか?
転職活動をスタートさせるにあたり、必ず転職を考えるきっかけや理由があったはずです。

私自身も、初めての退職交渉の際にはとても難航したことを覚えています。
直属の店長に退職を申し出た後は、それを聞いた営業部長、MDトップ、副社長と次から次へと引き留めがあり面談の連続でした。
当時の私が転職を考えたきっかけは、年収の他にもビジネスパーソンとして成長速度を上げられる環境に身を置きたい、トライしたことのない業務へチャレンジしたいなどでした。
改めて転職を検討し始めた原点に立ち返り、ここで現職に残る選択をすることは未来の自分にとって最良の選択ではないと判断し、強い意志を持って交渉を続けた結果、良好な関係で送り出してもらうことができました。

転職で全ての希望がパーフェクトに叶うということはありませんが、少なくとも退職を考えた理由やきっかけに立ち返ると、現職に残るのか、転職をするのかが冷静に判断できるはずです。
自分のキャリアを作るのは自分です。
大切な自分のキャリアを、人任せではなく、自分の意思と覚悟で選択できる人が一人でも増えることを祈っています。

弊社では転職するかどうか悩んでいる、そのようなフェーズからのご相談ももちろん大歓迎です。
ぜひお気軽にご相談くださいませ。

文・鶴戸茉利

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