フリーランスのリアル (2024年時点)
人材エージェント ALL IS NEWのコンサルタント、尾浜あづさです。
ファッション業界で20年のキャリアを積み重ね、転職支援やキャリア相談を行っています。今回の記事は、フリーランスとして働きたい方へのアドバイスとエールを送る内容になっています。
私自身、人材エージェント ALL IS NEWで週3日は正社員として働き、残りの時間はフリーランスとして活動しています。そのため、両者のメリットやデメリットをリアルにお伝えできる立場にいます。ぜひ最後までお読みいただければと思います!
フリーランスとはなにか?
フリーランスとは、自身のスキルや専門知識を活かして、自立して仕事を行う個人のことを指します。従業員として雇用されるのではなく、プロジェクトごとに契約を結び、クライアントとの間で業務委託契約を行い、報酬を得る形態が一般的です。
一般的なイメージとして、フリーランスは自由な時間や場所で仕事を行い、高収入を得ているとされます。しかし、実際には自由な時間や場所で仕事を行うこともあれば、収入が不安定である場合もあります。また、フリーランスは自身の事業を運営することになるため、税金や保険などの手続きやリスク管理も必要です。
フリーランスの仕事の多様性
フリーランスの仕事には多様性があります。デザイナーやライター、プログラマー、コンサルタントなど、さまざまな分野で活躍しています。また、フリーランスの仕事はプロジェクトごとに異なるため、様々な業種やクライアントとの仕事を経験することができます。この多様性が、フリーランスの魅力の一つと言えます。
私はなぜフリーランスの道を選択したか?
私の場合は、フリーランスとして働きたいという明確な意思があったわけではありませんでした。自分が挑戦したい仕事が、業務委託契約しか選択肢がなかったため、結果的にフリーランスとしての道を選びました。初めて受けた仕事は、フルリモートで裁量労働制という、まさに理想的なフリーランスの状況でした。当初はフリーランスハイとでも言いましょうか、タイムカードがない状態で好きな場所で仕事ができる自由に私自身もウキウキしっぱなしでした。恐らく多くの人がこのハイテンションを味わってきたことでしょう。
ところが、ですよ。
やがて訪れる不安。まず、フリーランスは評価=契約継続のため常に実績を出し続けなければならないプレッシャーとの戦いです。外的要因、事業自体が不調、予算がない、など会社員時代に売れない理由にしていた都合の良い言い訳は使えません。こうした状況下でいかに売上を上げていくか?のために契約してもらっているわけですから。
会社員時代には、不安や心配事は同僚や上司に相談できました。フリーランスはどうでしょうか?
勿論、フリーランス仲間や経営者の知り合いなど悩みを打ち明ける相手はいるかもしれません。ただ、根本的解決にはならないんですよね。結局、結果を出すことでしか不安は解消されません。フリーランスは意外と孤独です。
時間に対しての考え方もかなり変わりました。とにかくタイムイズマネー、1秒も無駄にしたくない。飲み会もイベントにも意味を見出せなければ行かない。(時にはそんな事を忘れて大はしゃぎしますが)これは、自分でも驚くべき変化でした。
次に、バックオフィス的業務を自分でやらなくてはならない。これは地味に大変です。フリーランスはまさに”時は金なり”ですから、この地味作業はダメージが大きい。具体的には、税金の支払い、法改正に伴う手続き、経費清算、確定申告などなど私のような事務処理が大の苦手人間に会社はありがたいサポートを無料で提供してくれているんですよね。会社員時代には無意識でしたが、毎年3月になるとその有り難みを実感します。
フリーランスの楽しさ
ここまで読んで、フリーランスってメリットなさそう。そう思わせてしまったかもしれません。 でも安心してください、ここからはフリーランスという働き方の魅力をお伝えします。
自身の戦略で売上が伸びたり、課題が解決できた時、クライアントから直接評価していただけます。時には報酬アップの交渉チャンスになることもあります。会社員時代にはないスピード感で仕事の実績がそのまま自身の年収に繋がるんです。これは何にも例えられない喜びがあります。仕事って楽しい!と叫びたくなる瞬間です。
あらゆる選択をしながら生きている感覚が持てます。もちろん、会社員も選択の連続ではありますが、フリーランスは選択の一つ一つが重いです。この仕事を受けるべきか?クライアントに価値を提供できるか?この報酬は妥当か?この仕事を通じて成長できるか?考えるのが面倒な方は具合が悪くなってしまいそうですよね、私も答えが出るまでは元気がなくなるほど悩み抜きます。でもその時間こそが、人生を感じるんです。
想像以上にフリーランスは時間的自由がないかもしれません、気持ちもいつも穏やかではないかもしれません、収入も時には会社員時代の方が良いタイミングもあるかもしれません。 それでも、学んで成長して自分を成熟させて仕事に繋げていく。選ばれ続ける努力をする。 これこそがフリーランスの醍醐味だと思います。
フリーランスへの転身のハードルを上げてしまったかもしれません。。。 次回はいきなりフリーランスになる前におすすめしたい働き方をご紹介したいと考えているのでお楽しみに!
文:尾浜 あづさ
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