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2024.02.26

転職の時に、おすすめの資格は?そもそも、どんな資格がある?

今回のお題を担当させていただく、元人事のALL IS NEWシニアコンサルタントの立花です。資格は、長らく運転免許のみでやってきましたが、5年ほど前に第一種衛生管理者の資格を取得しました。多くの人は馴染みがない資格かと思いますが、人事界隈では必要とされることもしばしばありますので、人事・総務系のお仕事の方は検討されてみてもよいかもしれません。

資格の話をする前に・・・

大前提として、企業側が中途入社者に求めることとして、実務経験に勝るものはありません。資格はあくまで転職の選択肢を広げるものであるということです。簡単に下記に図でまとめてみました。求められる人材の順番を1番〜4番と置いてみました。今の自分の現在地が4番であった時は資格をとること=3番になることも大事ですが、2番にいけるようにまず社内で異動を打診してみましょう。実務の経験を積みながら、さらに必要な資格を取ることが出来たら、転職だけではなく、社内の選択肢の幅も広がっていることと思います。

資格をとることによる3つのメリット

①選択肢の幅が広がる
先ほども少し触れましたが、例えば、社内の場合は、任せてもらえる仕事やキャリアステップの幅が広がったり、転職の場合は、資格必須となっている企業を選択肢として考えられるようになったりします。
②年収UP
企業によっては資格手当を支給したり、昇給・昇格の条件になっている場合もありますので、社内制度をきちんと確認しておくことは大事ですね。
③知的好奇心や学習意欲の高さの裏づけ
自己学習が進められる人というのは、情報のアップデートが早いこの世の中において必要な能力の一つになります。資格マニアのように資格をとることが目的になってしまっては本末転倒ですが、いくつになっても学び続けられる人は企業側も頼もしく感じてくれるでしょう。

転職に有利な資格、おすすめの資格は?

資格はまず、国家資格と民間資格に大きく二つに分けられます。さらに、国の法律に基づいて認定される国家資格は、下記4つに分類されます。私が持っている、衛生管理者は必置資格(設置義務資格)にあたります。
・業務独占資格
・名称独占資格
・必置資格(設置義務資格)
・技能検定

一つ目の業務独占資格は、資格を取得している人だけが業務を行える資格になります。難易度は高い資格が多いですが、同時に社会的信頼度が高く手に職をつけたいという方へはおすすめの資格となります。イメージしやすいものでいうと、公認会計士、税理士、社会保険労務士、宅地建物取引士、行政書士、などがあげられます。

二つ目の名称独占資格は、資格を持っている人だけが、その名称を名乗ることができる資格になります。業務独占資格との違いとしては、資格を取得している人だけが業務を行えるといったものではありません。なので、資格を持っていなくても業務自体は行えますが、国家資格という肩書きがあることにより信頼度が高まります。保育士、社会福祉士、介護福祉士などがあげられます。

三つ目の必置資格(設置義務資格)とは、特定の事業や業務を行う場合に、該当する有資格者を最低一人以上設置する義務がある資格になります。衛生管理者、登録販売者、ケアマネージャーなどがあげられます。

四つ目の技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度になります。ウェブデザイン技能検定、ファイナンシャル・プランニングやキャリアコンサルティングなどがあげられます。

民間資格の中でもメジャーな資格といえば、TOEICや簿記、MOS資格などがありますね。メジャーな資格は取得されている方も多くいらっしゃいますので、転職時にアピールできるラインでいうと、TOEICは700点以上、級数になっている資格は二級以上になります。その他にも、医療秘書技能検定やインテリアコーディネーター、歯科助手といった業務に直結する資格も多くあります。資格を取得する際には、自分のキャリア目標や適性、希望する職種・業界を考慮して選択することが重要なので、まずは自分自身の現在地を確認し、未来へ繋がる資格を見つけてみましょう。

最後に

色々な資格についてお話をしてきましたが、資格は取得したらそれだけで仕事が成立するものではありません。資格取得を目的にするのではなく、資格を活かしてどのように社会で活躍していきたいかをイメージして、資格取得や転職活動を進めていきましょう。
今後どういったキャリアを歩んでいこうと悩んだ時は、まずはお気軽にご相談ください。経験豊富なALL IS NEWのコンサルタントがお待ちしております!

文 立花倫子

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